投資で負ける理由

多くの人が投資で負けてしまう理由として、「プロスペクト理論」が挙げられます。
投資で勝ち続けるためには、プロスペクト理論の克服は欠かせません。
本節では、プロスペクト理論の概要や、関連するエピソードについて紹介していきます。
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プロスペクト理論とは
プロスペクト理論によれば、人々は可能性がある利益よりも、失うことになるリスクを回避する傾向があるとされます。
つまり、同じリスクをとる場合でも、利益を追求するよりも、損失を回避するために行動するということです。
例えば、ロトの宝くじを買うという行為は、合理的ではないと考えられます。
一方、保険に加入するという行為は、損失を回避するために行うことで、合理的な行動と言えるでしょう。
プロスペクト理論に関するエピソード
プロスペクト理論が注目されるようになったのは、1982年にアメリカ合衆国で起こったタイムズ紙のストライキからです。
ストライキの間、タイムズ紙は発行を停止し、購読者にはその期間分の払い戻しがされました。
ところが、多くの購読者がその払い戻しを断り、その代わりに次の年の購読料を割引してもらうように要求したのです。
この現象をプロスペクト理論の観点から分析すると、購読者が損失を回避するために、払い戻しではなく、次の年の割引を選択したことが理解できます。
つまり、彼らは今すぐ手元にお金をもらって得することよりも、次の年に割引を受けることで損失を回避したいと考えたということです。
投資におけるプロスペクト理論
プロスペクト理論は、投資においても重要な理論とされています。
例えば、株式投資において、人々は利益の確定は焦って行い、損切りは先延ばしにする傾向が見られます。
頭では分かっていても、いつか株価が戻るかもという淡い期待から、なかなか損切りに踏み切れなくなるのです。
これを克服するためには、損切りしても感情がブレないようトレーニングする、あるいは動じない程度の金額で運用することが求められます。
取引1回あたりに一喜一憂するようでは、いずれ欲に飲み込まれ、大事な資金を溶かすことになるでしょう。
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